上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
*以前使っていたHPの『wakwak』解約に伴い
記事をこちらのブログに残していきたい思います




++思い出のキャッチ&リリースNO.2++

                                    H.Saito

411.jpg


1994年 昨年の目標は、2000点であった。
しかし、それには大きな壁が、私の前に立ち憚る。
1991年頃から、本格的にキャッチ&リリースを心がけてきた。
魚の量に反し、釣り人口は年々急増し、大物を釣り上げることは・・・夢に近い。
リリースする度、一回り大きくなって再び私達を楽しませてほしいと願わずにいられない。
昨年の総会にて、キャッチ&リリースでの登録が出来るかどうか、提案した。
大多数の方々の賛同を得て、とりあえず一年間、私の念願通りキャッチ&リリースでの登録は可能となった。
登録方法については、写真登録及び口頭登録(現認者)である。
計算式は、アウトドアプラザタケダの山本氏が調べてくださった式に基づき算出している。

昨年を振り返ってみると、やはり、十勝川を思い出さずにはいられない。
6月の大会である。
その日は、前日に会社での歓迎会があり、いつもより飲みすぎていた。
帰宅は午前1時。時計を午前6時に合わせ、布団にはいる。
時計のベルで目覚めたものの、体はふらふらで、又、布団へもぐりこんでしまった。
今日はもうダメだと眠ったものの8時に起床。
いつものポイントへ向かうが、先客がいた様子だ。
愛用のロッド、10フィート#8、0xリーダー、ティペット2、5号に私の好きなストリーマーを結ぶ。
下流に行くにしたがって深くなっていく。鼓動が高まり、キャスティングに力が入る。
ダウンアクロスで攻めていきラインを送り込む。
ロッドを立て、ストリーマーをナチュラルドリフトで流した瞬間、水面が炸裂。
「きた!イトウだ!!」「でかい!!」
もはや心臓の高鳴りを抑える事はできない。奴は水中に消えた。
川底で動かなくなってしまった。時間だけが過ぎていく。
リールをゆっくり巻き上げる。5メートル位近づいてきたその時、全身が藤色をした魚体が顕になった。
「こいつは、すくなくとも1メートル前後のイトウに違いない!!」
もう一人の自分が、話しかける。
「頑張れ!頑張れ!大きいぞ!!大丈夫だ!バレるな!巻け!巻け!いや、ラインを伸ばせ・・・。」
一気に引き上げようとした途端、奴は反転し、再び猛然と全身を振り絞って、30メートル下流へ走る。
その後、幾度かのやりとりを経て約30分にわたるファイトに終止符が打たれた。
私のレコードを9センチオーバーの体長94cm、胴囲46cm。
写真を撮りリリース。
イトウはゆっくりと消えていく。母なる川、十勝川へ・・・。
今度出会うときは、メーター級を願いながら、川を後にした。

                          どろっぺん 22号 より
                           発行日 1995年2月


12c.jpg
イトウ 94cm 十勝川


フライ
フック F16 #4 (ストレートアイ)
ボディー ゴールドブレストティンセル
ウィング GOLD RAINBOW THREAD
スクイレルテール(ナチュラル)
ブラックベアー
ピーコックハール
サイド クリーハックル
ヘッド ブラックディアヘアー


Secret

TrackBackURL
→http://hsbamboo.blog12.fc2.com/tb.php/215-7e56f204
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。